「冬を胸に、春は希望に満ちる」の「平和のマント」除幕式。
国際反戦デーの10月21日、ニュージランドの政府及びオークランドなどの
6都市から、長崎市と市民に対する平和祈念と友情のシンボルとして、
素晴らしいモニュメントが贈られた。
11時から始まった除幕の記念式典には、ニュージーランドの外務大臣、寄贈
各都市の代表、芸術作品の作家、平和団体代表などを受け入れ、長崎市の
被爆者団体代表、地元自治会代表も来賓として招待された。
11時02分の原爆投下時刻に参加者全員が黙祷した後、「平和のマント」を
覆っていたベールが除幕され、美しく印象的なモニュメントの前で贈呈者の挨拶、
伊藤 一長長崎市長の答礼挨拶、感謝状と花束贈呈、山口 博市議会議長からの
記念品贈呈が行われた。
また、ニュージーランドの代表団からは、古い歴史のしきたりにに則り貴重な玉で
ある「翡翠」の一対が贈られ、モニュメントの前に深く埋蔵されて、ニュージーランド
国民と長崎市民との固く深く末永い友情の絆と友好交流の発展をお互いに誓い合った。
「平和のマント」はステンレス製の半円形にも似た作品でニュージーランドの花
「黄華」の連続模様が打ち抜かれており、レース模様の暖かさが感じられるもので
「冬を胸に、春は希望に満ちる」とのメッセージが頂部に打ち抜かれている。
世界各国から贈られたモニュメントには、具象像が多い中でもひときわ異なる輝きを
放つ芸術作品が迎え入れられたことにより、新たな人気を呼ぶであろう。
2006-10-21 16:23
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コメント(3)
なんと美しいモニュメントでしょう。
そこに無私の精神が感じられるからでしょう。
キナ臭い時代にしか芸術の必要性が感じられなく
なっているような気がします。
by kaz-i (2006-10-22 13:39)
硬いステンレスでできているのに、軽さ・柔らかさを感じさせるデザインですね。
核爆弾が存在してはいけない、戦争もやめなければならないという立場から見ていると、気の重くなる出来事の多い日々ですが、式典では元気づけてもらえるようなご挨拶もあったのではないかと思います。機会をみてご紹介いただければうれしく思います。
by angus (2006-10-22 22:39)
>kaz-iさん
>angusさま
非難の応酬ではなく、友好こそが世界平和の
第一歩だと、あらためて思います。
by toyoichi (2006-10-23 23:47)